人は見た目ではない。
人は見た目で判断してはダメやと思うんです。
見た目で判断するような人にはなりたくないし、自分もできれば判断されたくないです。
だいぶこすられた話やとは思いますが、この前、目にする機会があったので、改めてちょっと話をさせてください。
聞いてください。にほん昔話で、桃太郎。
(要約)誤字、脱字があったらすいません
昔々、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。毎日、おじいさんは山へしばかれに、おばあさんは川へ親父狩りに行ってました。
ある日、おばあさんが、親父狩りの合間たまたま偶然洗濯をしていると、川上さん家の近くの川上から、大きな桃が一つ、流れて来ました。おばさんはとても見事な桃だったので、目をキラキラと輝かせて、桃を抱えて家に待ち帰りました。
おばあさんは取ってきた大きな桃をおじいさんに見せました。
おじいさんが桃を眺めながら、いくらくらいで売れるかのーと、ブライドタッチで電卓を使って計算していると、桃は中から二つにパカッ、パカカッ、パッカカカーと割れて、赤ちゃんが元気よくとび出だしました。
二人はとても驚きました。でも、ずっと子供が欲しかったおじいさんとおばあさんは嬉しさ半分、悲しさ半分ではありましたが、桃の中から生れた子なので、桃太郎という名をつけようか迷いました。
おじいさんとおばあさんは、大事に桃太郎(仮)を育てました。桃太郎(仮)はすくすく成長し、近所の村じゅうで、かなうものは一人もないくらいでした。
中3になった頃の桃太郎(仮)は、もう桃山一中どころか、岡山県で敵なしになり、全国へ出かけて、力だめしをしてみたくなりました。
⇦ ヤンキーの発想じゃないか⁈( ・∇・)
するとそのころ、全国を巡って帰って来た人が、色々とめずらしい、ふしぎなお話をした末に、
「もう何年も何年も船をこいで行くと、遠い遠い海のはてに、鬼が島という所がある。悪い鬼どもが住んで、宝物を守っている。」
と言いました。
⇦ これだけだと、鬼が悪いかは判断不可
(°_°)
桃太郎(仮)はこの話をきくと、鬼を征伐するため、その鬼が島へ行くことを決意しました。
⇦ いやいや、待てよ(・・;)これだけでは、
鬼が悪い奴らかは判断できんて(°_°)(°_°)
そこで、おじいさんとおばあさんは、そんなに遠くに行くのならとおべんとうのきびだんごを作って、桃太郎(仮)に渡しました。
⇦ 何年も船漕ぐのに、どれだけのきびだ
んごのお弁当作って渡したの?ʕʘ‿ʘʔ
そして、桃から生まれたので、名前を桃太郎にすることに決めました。
出発した桃太郎に、大きな山の上で犬が一ぴき話かけて来ました。
「桃太郎さん、桃太郎さん、どちらへおいでになります。」
とたずねました。
⇦ えー?犬が話してるやん!
「鬼が島へ、鬼を征伐行くのだ。」
⇦ えっ⁈びびることなく、犬と会話して
るし。さすが、桃から生まれただけのこ
とはあるな。
「お腰に下げたものは、何でございます。」
「日本一のきびだんごさ。」
「一つ下さい、お供しましょう。」
「よし、よし、やるから、ついて来い。」
⇦ ちょっと!何年も旅すんのに、一個だ
け?それでついて来いって...(゚o゚;;
犬はきびだんごを一つもらって、桃太郎のあとから、ついて行きました。
次は、森の中に入りました。すると木の上から、猿が一ぴき、かけ下りて来ました。
桃太郎がふり返ると、猿は丁寧に、おじぎをして、
「桃太郎さん、桃太郎さん、どちらへおいでになります。」
⇦ えー!猿も話しかけてきてるやん。も
はや、桃太郎の幻聴の可能性ある?
とたずねました。(以下、犬と同様)
猿もきびだんごを一つもらって、あとからついて行きました。
今度は、広い野原へ出ました。すると空の上で、きじが一羽とんで来ました。
桃太郎がふり返ると、きじはていねいに、おじぎをして、
「桃太郎さん、桃太郎さん、どちらへおいでになります。」
⇦ もう、いいです。きっと桃太郎さん
は、きっと語学が堪能なんすね。
とたずねました。(以下、犬と同様)
きじもきびだんごを一つもらって、桃太郎のあとからついて行きました。
三匹の家来ができた桃太郎はずんずん進んで行き、やがて広い海ばたに出ました。
そこには、船が一艘つないでありました。
⇦ ちょうどよく船!まさか、嫌な予感
が...
桃太郎と、三匹の家来は、早速この船に乗り込みました。
⇦ やっぱりー⁈待てよ!悪い鬼を征伐し
たいおまえが、まずは船を盗んどるやな
いか!
「わたくしは、漕ぎ手てになりましょう。」
こう言って、犬は船をこぎ出しました。
「わたくしは、かじ取りになりましょう。」
こう言って、猿がかじに座りました。
「わたくしは物見をつとめましょう。」
こう言って、きじがへさきに立ちました。
⇦ あれ...桃太郎総長は、何もしないんす
か(´・_・`)
すごいスピードで船は進み、ほんの一時間
も走ったころ、へさきにたっているきじが鬼ヶ島を見つけました。
⇦ 待ってくれよ!何年も何年も漕いでよ
うやく着けると聞いてますよ(゚o゚;;
それ、ホンマに鬼が島?しかも漕いでる
のはよう見たら犬だけやけど!
鬼が島につくと、桃太郎と家来達が、いさましくお城の中に攻め込んでいくと、鬼の大将も大ぜいの家来を引き連れて、一人一人、太い鉄の棒をふりまわしながら、「おう、おう。」とさけんで、向かってきました。
⇦ あれ、鬼が島っぽいな...何年もかかる
ところを1時間?しかも漕いでんの、犬
一匹やん(ノД`)主人公は桃太郎じゃなく
て、犬から普通に生まれた、犬太郎?
けれども、体が大きいばっかりで、いくじのない鬼どもは、さんざんきじに目をつつかれた上に、こんどは犬に向こうずねをくいつかれたといっては、痛い、痛いと逃げまわり、猿に顔を引っかかれたといっては、おいおい泣き出して、鉄の棒も何もほうり出して、降参してしまいました。
⇦ いやいや、鬼よわっ!ホンマに?ホン
マに、こいつら悪いやつ?へんな人達が
来たから、勇気を振り絞って鉄の棒持っ
てみた!みたいな鬼達と違うくて?
おしまいまでがまんして、たたかっていた鬼の大将も、とうとう桃太郎に組みふせられてしまいました。桃太郎は大きな鬼の背中に、馬乗りにまたがって、
「どうだ、これでも降参しないか。」
といって、押さえつけました。
⇦ 背中に馬なり?いーや、えぐい力の
差!
ほんでさらに抑えつけるなんて、鬼可
哀想じゃないか...?
鬼の大将は、桃太郎の大力で首をしめられて、もう苦しくってたまりませんから、大つぶの涙をぼろぼろこぼしながら、
⇦ いや、更に首絞めとる~_~;ほんで、
鬼、泣き始めとるやないか...
「降参します、降参します。命だけはお助け下さい。その代わりに宝物を残らずさし上げます。」
⇦ 鬼、殺されるかもーと思ってるやん!
これって、どっちが主人公やっけ?鬼
を泣かして、宝物を全て奪って帰る、桃
太郎?桃太郎が正解なんか?
こう言って鬼は許してもらいました。
鬼の大将は約束どおり、宝物を山のように車に積んで出しました。
⇦ いーや、せめて積むのは自分らでしな
いとー!ちょっと見た目的にヒーローっ
ぽくなくなってきてますよ...
桃太郎は宝物を野山のように積み込んで、三匹の家来と一緒に、また船に乗りました。帰りは行きよりもまた一そう船の走るのが速くって、間もなく日本の国に着きました。
⇦ 船にたくさんの宝物積んで、船が早く
なるって、どうゆう了見でしょうか?
船が陸に着きますと、宝物をいっぱい積んだ車を、犬が先に立って引き出しました。きじが綱を引いて、猿があとを押しました。
⇦ まーたやん。また、桃太郎総長、何も
してないやん。
これ、ワーストの話?主人公は桃太郎
の皮を被った天地寿か?
「えんやらさ、えんやらさ。」
三匹は重そうに、かけ声をかけ進んでいきました。
うちではおじいさんと、おばあさんが、首をのばして待っていました。そこへ桃太郎が三匹のりっぱな家来に、ぶんどりの宝物を引かせて、
⇦ ぶんどりって言うてもうてない...?
さも得意らしい様子をして帰って来ましたので、おじいさんもおばあさんも、大変喜びました。
桃太郎は、その時犬と猿ときじの方を向いてこう言いました。
「どうだ。鬼せいばつはおもしろかったなあ。」
⇦ 鬼退治、いや、鬼とのケンカ楽しんで
ない?高校は鈴蘭にしたら?
犬はワン、ワンとうれしそうにほえながら、前足で立ちました。
猿はキャッ、キャッと笑いながら、白い歯はをむき出しました。
きじはケン、ケンと鳴きながら、くるくると宙返ちゅうがえりをしました。
⇦ ... ... ...
ほんで、キジって、ケンケンて鳴くね
や。
空は青々と晴れ上がって、お庭には桜の花が咲き乱れていました。
⇦ おしまい。てなるかー!鬼を痛めつけ
て、宝物奪っただけやないかい!その宝
物、どうする気?借りに盗まれた物な
ら、返す旅にはでないわけ?
てことは、最初にお爺さんが電卓をた
たいてたんは、この計算⁈
とゆうことで、鬼は見た目が凶暴やからとか、悪い奴らとゆう噂だけで、家に入られてボコボコにされた可能性もあるわけで...
下手したら、鬼が島に伝わる由緒ある家宝まで奪われてしまったかもしれないわけで...
一旦話をするとゆう考えは、盗賊軍団の犬太郎や天地寿にはなかったんかね...
やっぱ先制攻撃ってのは、大切やもんね...
偏見や思い込みで人を判断してはいけない。会話を重んじ、それがダメな時に、またどうするべきか考えよう。そう思わせられる、考えさせられるとても深い作品でした。
めでたし。⇦いや、めでたく終われるかー