secret base〜30代 働きたくない社会人〜

働きたくない社会人を少しだけやる気にさせるブログ!

奥さんに怒られるんやろなー

 先日、電車に乗っていた時のお話です。


 そんな混んでない電車で、運よく角の席が空いており、確保できたので座りました。


 席に座ると、向かいの三個隣くらいの席に、とても酔っ払ったおじさん?いや、おじいさんか?いやいや、もしかしたら、すごいボーイッシュなオバさん?が座っておりました。


 もうベロンベロンな状態で、目を深く瞑ってて、髪型や服装もどっちともとれるし、性別の判定も難しい状況。

 動かなすぎて、精巧にできたマネキン?と思うくらい。もしくは、マネキンに激似のおじさん?と思うくらいでした。


 酔っ払っている状態の表現もベロンベロンでいいのか。ベロンベロンなんか可愛いもんで、ベロベロ→ベロンベロン→べローンベベの三段活用は皆さんもご存知のとおりですが、それのさらに一個先。


 そのベロベロの最上級。ヒトカゲでゆうところのリザードンですね。


 しかもそのリザードンさん、よく見ると、一般人なら椅子の上に座るところを、なぜか椅子の前に座ってました。


 えっ‼︎‼︎(°_°)

 まぁちょっとかっこよかったです。椅子にもたれかかって、ちょっといきってる風にも見えるし、

 もしくは、椅子を背にして、将軍なのか?大将なのか?はたまたサトシ?に見立てて、必死に守ってる様な、守りすぎて、頑張りすぎて座り往生してる様な、そんな風に見えました。


 ほんで、そりゃ目立ちますわね。ドア付近で立っていた女子三人組からも好奇の目に晒されておりました。

「ねぇねぇ、あれ何?あれ、あんなところにあるもんなの?」

という声が聞こえてきたので、何かなーと思い、リザードンの方を目を凝らして見てみると...


 目の前に何か落とし物しとるんですわ。何かなーと、目を細めてよーく見てみるとね、まさかの入れ歯...


 入れ歯落ちとるー!ってなりました。

 私はおじいちゃんやおばあちゃんと一緒に住んだことないからなのか、入れ歯が地面に落ちてる光景は初見でした。

ファーストルッキングハツミです。


 百歩譲って、家の中で入れ歯の落とし物があるとして、外ですよ?

 落として、すぐ拾ってもらえるなら、入れ歯側からの目線、入れ歯組合の総合的な見解としても許すとゆうのが大半でしょう。


 でも落ちたままで、全く拾われる気配ない状態、入れ歯側も初めてでしょうね。

 記憶にございません。からの。誠に遺憾です。とよく聞くフレーズ。


 もしかしたら、この電車の入れ歯か?と勘違いするくらい。入れ歯の乳歯はそこに生えてきたの?

 いや、乳歯やのにもう入れ歯かい!とか。


 そう思うくらい、入れ歯さんは、もうビタッと落ちて、きれいに上を向いて、仁王立ちしておりました。

 きまってましたね!笑

 我が生涯に一般の悔い無し。


 でもね、更に驚いたのは、その人の左手?その人が仮に四足歩行だったら、左前脚?に入れ歯が乗ってるんですよ。


 よーく見たら、左前脚に乗ってるのは、上の入れ歯...

 上の入れ歯⁈

 べローンベベを超える状態なのに、手の表面は上を向いて、そこにしっかり入れ歯が乗ってるわけです。すごくないですか?


 じゃあ下の入れ歯は無事に口に入ってんねやー。ほなまだリザードンの傷は浅いですね!ふー...っと、ほっと一息。


 いや、待てよ...そういえば、電車の床がきれいに装着してた入れ歯は?

そう思い、床が装着している入れ歯を見てみると...

 やっぱり下の入れ歯ー‼︎

すごっー( ˙-˙ )

 でも下の入れ歯と上の入れ歯、そんなに遠くない距離で、忘れ去られたわけじゃなくて、よかったね(*´∇`*)


 こりゃ、帰ったら奥さんか旦那さんに怒られるやろうなーと心配しつつ。

 でも、自分の中では、色々と点と点が線で結ばれた気がして、すっきりとしたような、なんか爽やかな安堵感みたいなものがありました。


 ほっとして、一旦、リザードンのことは忘れて、携帯を触っていると、なんか液体が私の前を通っていきました。


 あれっ?誰か飲み物こぼした?と、その液体のスタート地点。

 温泉でゆうところの湧き出し口?を確認するために、そちらに目をやりました。

 すると、床に座ってる、リザードンのお尻の下辺りが源泉地でした...


 それが何なのかは、私には見当もつきません。

 ただ、女子達は歓喜か悲鳴かキャーキャー言ってました。


 何もないところから、水を生み出すなんて、リザードンちゃうやん。


カメックスやん...


 家に帰って、カスミにしばかれんことをただただ願うだけでした。

 いや、そもそも家に辿り着けるのか。

 とゆうか、家がある人なのか...


 すっきりしてたのは私ではなく、夢の中を冒険中のカメックスだったみたいですね。


 カメックスの無事と、今後の進化をお祈りしております!